口腔、特に口蓋は舌の力によって形作られています。舌が機能不全では、側方面に広げる力が得られません。そうすると、顎や口蓋が狭くなり舌が収まりきらず、歯並びが悪くなってしまいます。口蓋は深さを増します、要するに鼻腔の床部分が上がるということです。従って鼻腔も広がりません。またこれらの条件は、口呼吸を促進します。

説明

口蓋は、口腔の上側にあたり、2つの部分から成り経っています:前方は硬口蓋(骨)そして後方は軟口蓋です。口蓋垂に繋がる粘膜を形成しています。

Palais étroit lié à une déglutition atypique
深い口蓋は嚥下障害に関係している。

 

成長期の間、硬口蓋は、舌が臼歯に対して働く側方への力によってその幅を形成します。口蓋のアーチは、鼻腔の床でもあります。舌が正しく機能するとき、バランスがとれた顔の成長や良い鼻の機能に貢献します。鼻呼吸をさせるのです。しかしながら、嚥下が機能不全であると、側方への力は働きません。

“ 舌が正しく機能するということは、バランスのとれた顔の成長や鼻の機能を得ることに貢献します。”

結果。

このように口蓋の側方面の成長がなく、口蓋が狭く深くなることで、一方では顔が長く細くなり、他方では鼻腔が狭くなることを助長しています。そのため、鼻による正常な呼吸ができず、口呼吸が促進され、多くの病態の原因となります。

治療

矯正歯科医が行う口蓋を横方向に拡大する治療は、口蓋を広げるために側方の歯に力を加えます。その目的は、歯のスペースを空けることですが、鼻呼吸を促します。

機能再教育が行われていない場合、舌は臼歯に対して安静置をとることができず、従って頬にかかる内向きの力に対抗することができません。そうすると、矯正治療後の安定感がなく、口呼吸や歯の叢生が再発することがあります。

 

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