過去、そして未来

装置の起源

TRPTongue Right Positioner)は、フランス・トロワ市の矯正歯科医、Drクロード・モクレールが発明したもので、研究30年の結晶です。TRPは、最初は矯正治療と並行して舌機能を矯正するために作られたものです。舌が治療に邪魔しなくなるため治療期間が短くなり、痛みが減り、そして何よりも時間の経過とともに治療が安定していきました。

Drモクレールは、早い時期に患者の身体の姿勢が良くなり、首が細くなった事に気づきました。また鼻呼吸が良くなったと患者が報告してくれました。ある時、患者の母親が、子どもがTRPによる治療の最後の日に、「TRPを外したくない」と申し出ました。TRPのおかげで、子どもはやっとぐっすり眠れるようになりました!と言ったのです。 その瞬間から、Drモクレールは、不正咬合と呼吸の問題には、舌の機能障害という共通因子があることを理解しました!

Drモクレールの息子であるジャン=ミシェルは、患者の咽頭が拡大している様子や、臼歯間の広がりなどから、鼻の通気性(鼻で呼吸する能力)の改善に焦点を当てた研究を進めました。研究の中には、学会や科学文献での発表されているものもあります。

アプローチは更に遠くへ。

世界中の多くの方の悩みに対して、安全で適切な解決策を提供するために、TRPシステム開発と販売を目的として、Tongue Lab2012年に設立されました。今日では、1500以上のTRPが患者さんに装着されています。

これのビジョンを達成するために、タングラボ社は、患者のニーズに合わせた治療のためのTRPの製品ラインを開発しています。

舌の機能改善におけるTRPの潜在的効果は、特に鼻呼吸や酸素の質において高く評価されております。またTRP製品のラインナップとして、ヘルスケアや運動能力を高めるための特徴的なシステムをご提案していきます。

タングラボ社は、学際的なチームと共にビジョンを具現化していきます。

 

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研究

舌は複雑な器官であるため、私達は理解を深めるために行う研究は最前線であり続けることを目指しています。そのために、臨床研究やトライアル研究を行っています。

臨床研究:

  • TRPを用いた閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する治療の効果測定
  • TRPを用いたいびきに対する治療の効果測定

 

トライアル研究

舌の再教育メカニズムに関する研究プログラム。

 

近年、いくつかの研究を行いました。科学雑誌、及び国内外の学会で発表されました。

Les présentations orales :

  • 2017年、パリで開催された矯正歯科の日の会期中に、TRPを用いた舌再教育の「側方と鼻腔通気性における舌再教育による安定した効果」を発表しました。
  • 2014年、パリで開催された矯正歯科の日の会期中に、TRP装置を用いた舌再教育の鼻通気性に対する有益な効果を発表しました。
  • 2013年、トゥールーズで開かれた「矯正歯科の日」にて、TRPと舌機能の早期再教育のプレゼンテーションを行いました:不正咬合と呼吸障害の予防について。
  • 2012年、パリで開かれた「矯正歯科の日」にて、TRPを用いたマルチアタッチメントと機能的な治療法の発表が行われました。
  • 2011年、パリで開かれた「矯正歯科の日」にて、「開咬: TRPを用いた機能再教育治療の安定」が発表されました。

医療分野での学会発表:

  • 2018年4月、国際小児睡眠学会(パリ)にて:タング・ライト・ポジショナーを用いた舌の再教育により、上気道径と鼻腔通気性が安定的に向上したことを発表。
  • 2017年11月、マルセイユで開催されたフランス睡眠医学研究学会の中で:上気道の通気性に対するタング・ライト・ポジショナーによる舌再教育の重要性を発表。
  • 2017年11月、睡眠歯科学会(日本)にて「タング・ライト・ポジショナーを用いた舌再教育により、若年矯正患者の上気道通気性が安定的に向上する」を発表。
  • 2017年10月、世界睡眠学会(プラハ)にて「タング・ライト・ポジショナーを用いた舌再教育による、若年矯正患者の上気道通気性が向上」を発表。
  • 2016年、ストラスブールで開催されたフランス睡眠医学研究学会で、TRP装置を用いた舌再教育による鼻腔通気性に対する持続的効果について発表。
  • 2015年、ナントで開催されたフランス睡眠学会で、いびきの治療におけるTRPの快適度と効果に関する研究(予備結果)を発表。
  • 2014年、リールで開催されたフランス睡眠医学研究学会で、TRP装置を用いた舌再教育による鼻腔通気性に対する有益な効果について発表。
  • 2013年、パリのIFUNAで「開咬と上気道におけるTRPを用いた早期舌再教育治療の効果」を発表。
  • 2012年、ストラスブールの欧州小児歯科学会にて、「呼吸障害予防のための舌機能不全の早期治療」の発表。
  • 2011年、リヨンで開催されたフランス歯科顔面整形外科学会にて、舌再教育と顔の美容に対するTRPの効果について」発表。

医療文献 :

  • モクレール、ヴァンプル、サンジョルジュ・ショメ:2015年10月の国際矯正歯科学会にて、「タング・ライト・ポジショナーを用いた舌機能不全の生理的回復:上気道における有益な効果」を発表。
  • ヴァンプル:2015年2月、Kiné actuにて:OSASに対する解決法。
  • ヴァンプル:2014年11月、Kiné actuにて:いびきと理学療法。
  • ヴァンプル:2013年10月、オステオパシーの世界:舌、教育されるべき整骨器官そしてTRPの利点。

 

健康と幸福は互いに関連し合い重要です。このサイトでは、私たちが持つ知識をできるだけ多くの方に知って頂き、お役に立てて頂くために、舌の再教育に関連した特定の視点から取り上げたブログ記事を定期的に執筆しています。科学的側面に直結する記事は以下の通りです。ブログの記事はこちらにまとめてあります。