舌の再教育は、舌の機能不全によって生じた、あるいは誘発される病理的、美的、社会的な影響に対して治療することが可能です。

単独でも他の治療法と組み合わせても、舌の再教育は持続的な結果を得ることができます。また、これらの機能不全を早期に修正することで、予防的な効果が期待できます。

短期的にも長期的にも健康を維持するためには大切なことです。

綺麗な歯

歯は、片方は舌、もう片方は頬と唇のバランスの間で自然に生えています。歯槽骨が減少して歯肉退縮(緩み)の原因となるような過剰な力がかからないようにバランスをとっています。舌の再教育によって、生理的な歯の位置や咬み合わせを力のバランスに合わせて維持したり、必要な位置を修復することが可能になります(良い整列や噛み合わせなど)。従って、矯正治療の成果を促進し安定させることができます。良い歯列を持った永久歯は、自信を持つことにも繋がり、同時により長期的な健康を維持させるものでもあります。

良い咀嚼

効率よく噛むという事は、歯並びを整え、歯をしっかりと骨に生えせます。また、また、食道を通る食物の通過にも良い影響を与えます。舌の再教育はよく噛むことを容易にし、消化を促進します!

発音の改善

舌の再教育に関連する事として、単語を発声する時は、子音 (L)(N)(D)(T)を除いて、ほぼ舌が動かないままになります。歯と歯の間に舌を挟むこともなく、さ行がざ行やしゃ行になるような発音も無くなるなります!

調和のとれた顔

舌の機能が悪いと、顔の成長のバランスが悪くなったり、左右非対称になってしまうことがよくあります。舌の機能を矯正することで、顔のパーツが調和のとれた位置を取り戻すことができ、自信をつけることができます。また正しい筋肉の働きは、二重あごを減らすことにもつながります。

より良い口腔衛生と口臭

歯並びが悪いと、食べ物が歯と歯の間に挟まってしまい舌がそこを掃除できません。舌を再教育し、歯がきれいに並んでいると食べ物を口の隅に運びやすくします。ブラッシング効果も高くなり衛生面も改善され、虫歯になるリスクが大幅に軽減されます。また、菌の量が少なくなることで、口臭のリスクが減ります。

姿勢の改善

頭部の姿勢呼吸、舌機能、及び顎関節に関係しています。また、身体の残りの部分の姿勢に影響を与えます。舌の機能不全の治療は、頭と体の姿勢に永続的に有益な影響を与えます。確かに、生理的な呼吸は、頭と体の姿勢を良くすることを誘発し、自信を高めることに貢献します。

良い呼吸

舌が正しく機能すると口蓋が広がり維持させます。口蓋は鼻腔の床なので鼻腔も広がり、鼻からの呼吸がやすくなり、口呼吸に関連する問題(感染症、アレルギー、口臭、口呼吸など)を回避することができます。また、舌の張力を高めるので、口蓋帆の筋肉を引き締めて、鼻の中の空気の通りを良くすることができます。

元気を回復させる睡眠

再教育された舌は、口の中で正しい位置に収まります。より引き締まった舌の筋肉は、ボリュームが減り、後方を押したり沈んで睡眠中の空気の通り道を妨げることもなくなります。その結果、大人も子供もいびき睡眠時無呼吸を大幅に減らすことができます。舌は元気を回復させる見守り役です。

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