舌の解剖学
舌の解剖学は複雑です。 私達の体内組織で果たす重要な複数の役割を持ち、気道と食道の交差点に位置しているからです。
舌は口腔及び咽頭腔に位置し、それ自体が区切られています。
- 上には口蓋(骨)がある。
- 側方と前方には、歯と上顎がある。
- 下は、舌、膜、筋肉、脂肪そして皮膚からなる口腔床がある。
- 後方は、口蓋帆があり、鼻咽頭口と気管と食道の接点である中咽頭がある。
舌は放射状に他の筋肉と繋がっているいます。複数の筋肉は頭蓋骨の後ろに、そして喉の前方および側方にある他の筋肉は、他の身体の部分に間接的に繋がっています。
“ 舌の機能は、胎生10週間目から始まります。赤ん坊が生まれたら直ぐに授乳ができるように母体内でお乳を吸う練習をしておく必要があるからです。そして、このことは舌が赤ん坊の生命維持にとって非常に重要であるという証しでもあります。”
生まれて間もなく、舌と口蓋の接触は、特に正しい鼻呼吸をすることに関連する神経終末を刺激しています。 この作用は私達の人生が続く限り残すべきです。 そのため、舌尖は上部切歯乳頭の後ろに位置していなければいけません。 そして上顎を拡大し維持するために舌の後方や側方は臼歯と接触していなければいけません。 一生涯を通して、舌と舌縁に沿う歯の感覚が正しい位置を維持します。
舌は食生活の変化と共に進化し、食の変化は歯の変化と関係しています。 舌のこの構造のおかげで様々な形や複雑な構成に対して機能を果たすことができます。
適切に口蓋に位置している時や安静時には、それぞれ異なった筋肉の緊張バランスで舌は吊下がった状態にあります。 このような舌の姿勢を保つには舌根筋肉の耐久力が必要です。
機能不全は緊張をつくり、そして力によってバランスが崩れることが解っています。しかし、舌の筋肉が適切な位置にあり耐久力がある舌は、立った姿勢でも、横になった姿勢でも口の中でバランスを維持できます。また加えて、舌が安静時に口蓋と歯に接触する感覚は、舌が口腔内で咽頭の上で吊下がっている事を容易にします。(特に眠っている間、筋肉が緩和している時には大切です。)本来の生理的な位置を維持する事ができる舌は、後方で空気を通しながら嚥下、発声などの機能を果たす事ができます。
舌機能矯正は、舌の正しい位置を設定させます。よって舌筋の張力を高めるため、生理的な複数の機能を果たす事ができます。
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